Salon Blog

初めの始まり

ノーメイクに黒縁メガネ、シャネルの紅い口紅がいつの間にかトレードマークになっていた私。

30歳というひとつの大きな壁を前に「さすがにノーメイクはまずいよね~」と思い、渋谷の西武百貨店でファンデーションを購入しました。パウダリーファンデーションを塗ると、なんと!!肌が乾燥していてカピカピであることが露呈、、、8月18日真夏生まれ。

しっとりしていると思っていた肌は、ただ汗で湿っていただけでした(笑)
これはなんとかしなくては!とあわてて道玄坂のエステサロンに通ったのが、私の遅い美容元年でした。

ウン十万円の入会金とチケットを購入し、その内容も理解せず(できず?)エステベッドに寝ている私の頭の上で「広瀬さま~ 本日○○のスペシャルケアがオススメですが、チケット使わせていただいてよろしいでしょうか?」と言われても「はい」としか答えようがなく。

そして帰りには「広瀬さま~ こちらのクリーム、すご~く良いので、ぜひご自宅でもお使いになってください」と言われれば、元来の外面良子(そとづらよしこ)さんの私に断るという選択肢があるわけもなく。

大枚はたいて買ったそのクリームが一体何なのか、いつ、どのように使うのかもわからず、、、今思い返すと、赤面するような経験でした。

その後にまさか自分がお客様をお迎えする、逆の立場になるとはその時には夢にも思っていませんでした。
スキンケアサロンをオープンする時に、あの夏の経験がコンセプトの土台になっていることに気がつき、すでに無くなっていた、あの道玄坂のサロンのことを懐かしく思い出しました。

食べること、寝ることをまとめてとってためておくことができないように、スキンケアも同じです。

何をどう食べ、どれだけ、どう睡眠をとるか、で身体が作られていくと同様、お肌もより良いものをより良い方法で行うことが、健やかな美しい肌を作り上げることにつながっていきます。

365日×朝・夜=730回のスキンケアのうち、私が施術させていただくのは、ほんのかずかな回数です。月に1回、または数回、プロの手でメンテナンスをする。

日々老化しているお肌を完全にリセットすることはできませんが、プロの手で今のあなたのベストの肌作りをすることはできます。

そして、ご来店できない日々をご自身でケアする、、、二人三脚でご一緒に。

その方法などもお伝えしできたら。ご自宅でのスキンケアにつながるサロンでありたいと思います。
30歳の私が、サロンにおまかせ、購入した化粧品のことも理解できず、何だかやたらゴージャスな内装の、すごく高い施術料だった、懐かしい思い出のサロンとは全く反対のサロン。

たまのご褒美のエステではなく、定期的なメンテナンスとして当たり前のように通えるサロン。

ゴージャスな内装の代わりに、お出しするお茶や使用する化粧品、横になっていただくベッドにこだわり、清潔で誠実なサロンを目指してきました。

現在の地で22年間。のべ2千人のお客様と出会い、お肌に触れ、今実感することは月並みですが、継続は力なり。お肌は必ず結果を表してくれます。

生きること=ライフスタイルですが、スキンケアもライフスタイルだと思います。

あなたらしい、健やかで美しいスキンケアライフを全力でサポートさせていただきます。

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